西洋占星術

土星とハウス

自分の出生図・バースチャート(生まれた時の星の配置)において、土星があるハウスは、自分の人生における課題、ちょっと苦手、でも取り組まなくてはならない事、でも時間をかけてがんばっていくと自分の強みとなる事などを表わしています。

今日は、実際のやり方をご紹介します。

まず、自分の出生図を出します。(フリーソフト↓)
生まれた日時、場所を入力。ハウスは「プラシーダス」を選択。

西洋占星術ホロスコープのフリーソフトはこちら
http://www.m-ac.com/pages/setting_j.php

小文字のアルファベットhに似たこのようなマーク♄が土星です。さあ、あなたの土星は、何番のハウスにありますか?(円の内側に書かれた番号がハウス)

各ハウスに土星があるとどう見るのか?を簡単にご紹介します。

1ハウス…「自分自身そのもの」

土星があると、、、
ふたつ道があると、無意識に困難な道を選んでしまう、でもそれがあなたにとって当たり前のことだから。自分に厳しく、ともすると抑圧しすぎて、自分を表現するのが苦手だったりします。でも、自分自身を認め、抑圧と解放のバランスを得ていくことがカギ!
子供の頃は大人びているのですが、年齢を重ねていくと、だんだんかわいらしくなります。

2ハウス…「自分が得るもの・収入」

土星があると、、、
金銭や所有物に対して、どんどん自分でゲットしていくということに、抵抗を感じます。お金を得ることに潔癖症だったり、罪悪感を感じることもあります。でもコツコツ根気よく働くことで、年を重ねるごとに経済的に安定し、お金とのバランスの取れた付き合いができるようになります。

3ハウス…「コミュニケーション・学習・好奇心」

土星があると、、、
人とのコミュニケーションがちょっと苦手、またそれで誤解されやすかったり、知的なことに対してコンプレックスがあったり、子供の頃から勉強そのものが嫌いな人も。
でも取り組んでいくと、年とともに心が解放されそれが長所となります。

4ハウス…「家・心がやすらぐ場所・自分の帰る場所」

土星があると、、、
子供時代、家庭環境が落ち着かなかったり、愛情が欠けていたり。本当に心が落ち着けるような帰る場所がなかったり。また両親が厳しいかったり、片親だという場合もあります。
大人になり、自分の家を持つこと、自分で自分の場所を作り上げていくことが重要です。

5ハウス…「創造・自己表現」

土星があると、、、
自分の個性や創造性を表現するのが苦手。他の人から「自分はつまらない人のように思われているんじゃないか?」と思い込んでしまったり、常に人からどう見られ火をきにしたり、自信がなくなったり。
集中力には恵まれているので、自己表現を続けていくと、年をとってから自分の得意とすることで認められるでしょう。

6ハウス…「労働・健康」

土星があると、、、
仕事には苦労が多い、また自ら苦労をしょい込みやすく、責任感も人一倍感じていることでしょう。無意識の中に「労働こそ美徳」という考えがあったりするようです。
そもそも労働の場は、コツコツ地道にやっていくことが重要。いずれ仕事のプロとして大成します。健康面では、日ごろのメンテナンスが大切。

7ハウス…「パートナー・1対1の対人関係」

土星があると、、、
対人関係が苦手。人と親密に関わることに抵抗を感じたり、また潔癖症になったりします。結婚や人間関係に難しさを感じたり、臆病になってしまうことも。
しかし、誠実に取り組んでいくことで、パートナーと確実で信頼のおける関係を築くことができ、それが人生の宝となります。

8ハウス…「相手と深く関わること・遺産・パートナーの財産」

土星があると、、、
人と心の底から深く関わることが苦手な人が多く、臆病になっていたりします。パートナーから入るお金はあまり期待できないようです。また遺産に関して、責任を引き受けることもあります。
人との関係は、晩年になってから少しずつ上手くいくようになり、逆に切っても切れない深い絆の関係を築くことができるでしょう。

9ハウス…「思想・宗教・精神性・海外」

土星があると、、、
思想や精神性、宗教に対して、まじめで保守的な考えの持ち主。逆に飛躍した考えがなく、常識を重んじます。こういう分野での研究、大学教育に従事する人も。海外旅行には、自分からすすんでいくタイプではないようです。

10ハウス…「社会的地位・キャリア・天職」

土星があると、、
、 権力欲、プライド、野心が強く、社会的に自分がどうであるかが大切な人。時間はかかりますが、社会の常識や価値観からはみ出さず、コツコツ確実にキャリアを積み上げ、最終的に出世し、責任ある地位を手に入れます。

11ハウス…「同じ目的をもったグループ・友人」

土星があると、、、
心を開いて多くの人と交流することに恐れや抵抗を感じたり、上手に振る舞えなかったりします。しかし社会的な組織と関わり、その中で自分がどうあるべきか、どう振る舞うのか、どういう役割を果たすのかといったことがテーマとなります。誠実に取り組んでいくと、グループの中でリーダー的役割を担うことに。

12ハウス…「社会の枠からはずれた場所・隠されたもの・カルマ」

土星があると、、
目に見えない、なんだかわからない恐怖や罪の意識におそわれたり、必要以上に自分を犠牲者にしてしまったり。また「隠れた敵」の恐怖におびえたりします。スピリチャルなこと、心理学的なことの学びは必要となるでしょう。その学びから心の安定が徐々に得られていきます。

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土星があるハウスって、最初は苦労したり辛かったり苦手だったりするけど、 時間をかけて学んで取り組んでいくと、それは自分の強みになったりします。 だから土星がある場所こそラッキーポイントと言えるかもしれませんね。

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