十干とは、甲乙丙丁戊己庚辛壬癸
さて、なんて読むでしょう?
まず、音読み
コウ オツ ヘイ テイ…
ここまではだいたいわかりますよね。この先は、
ボ キ コウ シン ジン キ
となります。
コウ オツ ヘイ テイ ボ キ コウ シン ジン キ
十干には、訓読みもあります。
きのえ きのと ひのえ ひのと つちのえ つちのと
かのえ かのと みずのえ みずのと
となります。
訓読みは、どうしてこう読むか理由があります。
十干は、五行論(木火土金水)と陰陽論を合わせたもの。
ひとつの五行をさらに陽と陰にわけたのです。
この時、陽を兄、陰を弟として、
甲 木の陽→木の兄→きのえ
乙 木の陰→木の弟→きのと
丙 火の陽→火の兄→ひのえ
丁 火の陰→火の弟→ひのと
戊 土の陽→土の兄→つちのえ
己 土の陰→土の弟→つちのと
庚 金の陽→金の兄→かのえ
辛 金の陰→金の弟→かのと
壬 水の陽→水の兄→みずのえ
癸 水の陰→水の弟→みずのと
となります。
甲乙丙…など何気なく使われているものだけど、こういうことだったのかあ、なるぼど~。
初めて知った時、そう思いました。