冷えの話いろいろ

手浴・肘浴の効能(実例)

随分前のことですが、国立競技場にサッカーの試合(代表戦)を見に行きました。 季節は5月、 一番上で立ち見。 高い場所で、風がビュンビュン! 体感温度は、まさに真冬。 しかし季節がら、薄手のジャケット1枚。。。

真冬の風の強い日に、薄手のジャケットで4時間以上ずーっと外にいたら、 冷えますよね! そう、身体はガンガンに冷え切って、明日はぜったい高熱がでるぞ状態。 マジ、焦りまくり(汗!!)

どうしたらいいんだっ? 家に帰ってお風呂でゆっくり温まる? いや、そんなんじゃ遅いし不十分! お灸をたくさんやる? いや、もっと早く応急処置をしなくては!

とりあえず、自分の鍼灸院に戻って、策を考えよう! (国立競技場から徒歩約20分くらいかな?)
そして私がとった行動とは?

身体に入ってしまった極度の冷え、国立競技場から鍼灸院に帰ってまずやったのは、
「手浴、ひじ浴」
流しに直行し、桶にいつもより熱めにお湯を入れ、手浴、ひじ浴をしました。

ポイントはひじ浴! 手浴だけより効果的!! 身体がじんわり、しっかり温まります。 そうですねえ、15分くらいでたったころでしょうか、身体が温まってきて、 おでこから、じんわり汗も出てきました。

すると、 ドドドッ~~~! と、まるで雪崩が起きたかのように 身体から一気に冷えが出ていったのです!!! この雪崩は衝撃的!  雪崩のあと身体はポカポカポカ~、まるで春が来たかのように温かくなっていったのです。 これなら大丈夫、そう確信しました。

その後、家に帰ってお風呂でしっかり温まり、 お陰で翌日、何事もなく(熱も出ず)過ごすことができました。

今回の勝因は、ひじ浴が効いたということ、 それと、冷えが奥深くしみ込む前に処置ができたことでしょう。 食べこぼしのシミと同じです。 時間が経てば経つほどしみ込み、取れにくくなりますよね。(よくやるんですが…)

冷えも、ケガも、邪気も早めの処置が大切です。 その日の冷えはその日のうちにさようなら~

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