私も冷え症でした!

ハタチで冷え症

日頃みなさんに「身体を温めよう、冷やしちゃだめ、冷えは万病のもと」 などと言っていますが、 私も立派な冷え性だったからこそです。 冷え性に対する学びが、私をこの道に導いたもののひとつといえるでしょう。

冷えに気付いたのは20才頃、 真冬、夜ふとんに入って寝ていても、身体が寒くて寒くてしょうがない。 ふとんを増やしても、身体の芯が冷えている、温まらない。 あまりに寒くて眠れない。。。電気式毛布、電気毛布を使って寝ていたくらいです。 ハタチなのに…。

今思えば、10代のころ、寒い格好をしていました。 へそ出しルックはしていませんが、かなりの薄着、コートなんか着ない、 手袋やマフラーもほどんどしない。 足は素足、短いスカートもはいていました。

どうしてかって?
「子供は風の子」と思っていたから!
でもこれじゃあ
「子供は風邪の子」ですね(寒っ!)
今では、この考え間違っていたと反省しております。

なぜ冷えるのか考えてみた。

冷えって?
→体温が低い、温度が低い。

温度って?
→熱。

熱って? 
→物質は、たとえ止まっているように見えるものでも、  分子・原子レベルで振動し、動いている、これが熱、熱エネルギーとなる。

そっかあ、「動き」なのか! 動きが熱であり、温度なのか! だから、血液の循環が悪いと冷えるのだ!
でも当時の私は、毎日運動をしていました…なのになんで冷えるの~?

有酸素運動との出会い

10代の終わり頃、エアロビクス(有酸素運動)を始めました。 今でこそ当たり前のものだけど当時としては、画期的な運動。 何が画期的かというと、 スポーツ科学、スポーツ生理学というものが、スポーツに入ってきたことである。

エアロビクスは、スポーツ科学・生理学に基づいて、健康のためにプログラムされた運動。だから効率が良い!  エアロビクスをやると、たっぷり汗が出る。そして水分をたくさん取るようにと指導を受けた。

それまでスポーツといえば「根性」。私もそんなスポーツをやってきたました。(世代がバレますね…(汗)
運動中水分を取るなんて、軟弱者扱い。そのせいか、私は運動をしても汗をほとんどかかない子でした。そしてそれを良しと思っていました。

しか~し、まったく逆! 運動中水分を取らないことは、代謝の悪い身体になるよう促進し、そして危険なことだとだったのです。

エアロビクス(有酸素運動)をやるようになってから、年々、冬が楽になってきました。 有酸素運動をやると、全身の血液循環が良くなり、末端まで血液が行き渡るようになります。 そして末端の毛細血管が増えるのです。すると末端の冷えも改善。

10代のころやっていた運動(部活)では、汗をかいたまま身体を冷やしてしまうことなんてザラ。 確かにやらないより血流は良くなるけど、無理もしたし、身体も冷やした。 それに、運動だけでなく、普段の生活でも、気をつけてなかったし…。 (真冬に生足でミニスカート履いていました)ハタチで冷え性も当然だったのですね。

その後、私の冷え性もずい分改善されていきました。もちろん、有酸素運動だけでなく、 ばばシャツを着たり、厚手の靴下を履いたり、真冬に素足はやらないし、衣類にも気をつけました。

しかし、これでOK!ではなかったのです…。

足の裏が熱くて眠れない

冷え対策として、 全身運動(有酸素運動)をして、普段も冷えないように気をつけてました。 そうそう、セルフマッサージもやっていました。 足の指先から膝上まで、毎日30~60分。 手を使うから、手の指先の刺激にもなります。 これだけがんばって、かなり冷えが改善されていきました。

しかし、、、

秋から冬になると、寝ている時、足の裏が熱くて眠れないのです。その熱さが、とても不快 あまりに熱くて、足に冷水シャワーをかけていました。
これって、冷え症が改善されたから足裏が熱く感じるの?
足の末端まで、血行がすご~くよくなっている証拠?
でも、真冬に足に冷水をかけるなんて、なんか変な気もする…。 これでいいのかなあ~?

ほてり

その後、私は鍼灸の学校に通うようになりました。鍼灸の勉強をしてわかったのですが、
足裏が熱すぎて眠れない…。これは典型的な「ほてり」なのです。

先生曰く:
「ほてりで熱いからといって冷やしてしまうと、逆効果。その場はよくても、結局ほてりを悪化させることになります。」

ガーーーン! 私じゃんっ! 真冬に足に冷水シャワーをかけてましたよ~!

先生曰く:
「ほてりは、深い所、根本の所にある冷えを解消しなければなりません。 冷やしてしまうと、その冷えはかえって奥深い所に入ってしまうのですよ。」
※冷えには、下降作用、内へ向かう作用があります。

ほてり体質改善のためには、きちんとした治療が必要なのでした。

冷えの治療に取り組む

鍼灸の専門学校に通うようになってから、自分の体質改善・根本的な治療に取り組みました。 週に1回、先生からの治療を受け、勉強も兼ね、毎日毎日自分で治療をしました。

そのころの私は、 背中にせんねん灸をしても、熱く感じない。 同じツボに3回やって、やっと熱さを感じたりしました。 これって、変ですよね~。

私の場合、自覚症状で冷えが改善されたとしても、ほてりがあった…。 ほてりの本体、奥深い頑固な冷えが身体の中にあったのです。 それに対しては、コツコツ治療を続けることが大切。 もちろん、身体を冷やさないこと、温めること、適度な運動も必要! しかし、これだけでは不十分、私には適切な治療が必要だったのです。

今でもこれで完璧というわけではありませんが、 20代のころに比べれば、ずっと身体が温かい。それに知恵がついてきて、冷えないための工夫もいろいろわかってきました。 そろそろ更年期なのに(いや、もうとっくに?)、ほてりは無いし。 あのままいっていたら、今頃どうなっていたかと思うと…、怖いですね~。

今では、年々身体が温かくなっていくのを感じています。

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